補綴・咬合コース

はじめに

補綴・咬合コースQualityの高い補綴治療を実践する為には、咬合の安定、精度の維持、術前・術後の管理の三条件を満たす必要がある。

本コースに於いては、咬合の安定を与える為の“知識”としての現代咬合論、“技”、“術”としての治療精度向上の為の訓練を主眼におき、全12回24日間という限られた時間を有効に用い、修復治療を担当する歯科臨床医しての問題解決能力を、一段と向上させる為の実践的内容とした。

講師紹介

岡村 光信 / Mitsunobu Okamura

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略歴
1977年 九州歯科大学卒業
福岡歯科大学第2口腔外科助手
1980年 福岡市東区 岡村歯科医院 開院
1989年 インディアナ大学 歯学部補綴科 客員研究員
1990年 インディアナ大学 歯学部補綴科 大学院入学
1993年 同大学院修了 米国歯科補綴専門医
Master of Science in Dentistry(MSD)取得
1994年 福岡市博多区開業
2005年 久留米大学大学院 医学研究科博士課程 非常勤講師
2018年 米国歯科大学大学院同窓会 会長
2020年 日本歯科理工学会 理事
補綴・咬合コース講師
所属学会
  • The John F.Johnston Society
  • American Academy of Prosthodontics(米国歯科補綴学会)
  • 日本歯科補綴学会
  • 日本歯科理工学会
  • 日本デジタル歯科学会
  • 日本接着歯科学会
主な論文
  • Bernal G., OkamuraM.,MunozCA.
    the effect on abutment taper,length and cement type
    on resistance to dislodgement of cement-retained,
    implant-supported restorations.
    Jounal of Prosthodontics. 2:111-5,2003.
  • M.Okamura.,KK.Chen.,H.Kakigawa.,Y.Kozono.
    Application of alumina coping to porcelain laminate
    veneered crown:Part1 Masking ability for discolored teeth.
    DENTAL MATERIALS JOURNAL. 23:180-83,2004
  • M.Yokosuka.,M.Okamura.,H.Shimizu.,S.Masumi.
    Evaluation of implant-supported connecting crowns
    fabricated by optical and conventional methods.
    Journal of Prosthodontic Research,2021 on processing.
書籍
書籍タイトル 出版社
クラウンブリッヂの臨床第5版、共訳 医歯薬出版
オールセラミックスの臨床:成功へのストラテジー 共著 医歯薬出版
学会発表
  • M.Okamura,H.Kakigawa,S.Ban.
    Bond strength between the Veneered Porcelain and
    the Zirconia Frame.
    IADR General Session,Barcelona,Spain,July14,2010.
  • M.Okamura,H.Shimizu,S.Masumi,S Ban.
    Fracture strength of ceramic abutments made of
    two lithium disilicate and zirconia.
    38th Asia Pacific Dental Congress,Hong Kong June19,2016.
  • 岡村光信,清水博史,鱒見進一.
    デンタル模型および石膏模型により製作した3ユニットブリッヂの精度評価.
    日本デジタル歯科学会,鶴見歯科大学,4月23日,2017年
  • 岡村光信,河野稔広,清水博史,鱒見進一.
    高透光性マルチレイヤーモノリシッククラウンのマスキング効果
    第126回日本歯科補綴学会学術大会,パシフィコ横浜,7月3日,2017年
  • 横須賀正人,岡村光信,清水博史,鱒見進一.
    光学印象法および従来法により製作したインプラント上部構造の精度評価
    第129回日本歯科補綴学会学術大会,online,2020年

コース概要(全12回、24日間)

受講料

前期前納金 396,000円(税込)
後期前納金 396,000円(税込)
講習費 77,000円(税込)/ 各回ごと  ※全12回
合計費用 1,716,000円(税込)

コース日程

講習日:2021年4月~2022年3月 年12回(土日) 全24日間
定員:20名
※コース内容につきましては進行状況により若干の変更があり得ます。

2021年
4月 17日、18日
5月 8日、9日
6月 5日、6日
7月 3日、4日
8月 7日、8日
9月 18日、19日
10月 9日、10日
11月 6日、7日
12月 11日、12日
2022年
1月 15日、16日
2月 19日、20日
3月 19日、20日

―咬合を安定させる為に何を知らなければならないか

第1回 最新の実践的咬合論

  1. 何故、補綴臨床上咬合を学ばねばならないのか
  2. 咬合を理解する上で必要な最新のTMJ及び咀嚼系の解剖
  3. 下顎運動とその臨床的意義
  4. 下顎運動の4つの決定要素とその補綴学的意義
  5. 下顎運動の決定要素が臼歯部歯牙咬合面に及ぼす影響
  6. 補綴臨床上最適な下顎位とは
  7. 咬合の分類と症例別咬合様式の決定法
  8. 現代咬合論と理想咬合
方法
  • 国際補綴専門学会からのビデオ教材
  • スライド
  • マニュアル等による講義

第2回 現代咬合論に基く診断と治療の為の理論テクニック

  1. 咬合理論の臨床上の意義とその具体的理解
    (本コース独自の開発によるメカニカルプロッター使用)
  2. 下顎運動の決定要素の中、どの要素が補綴臨床上重要なのか
  3. 最近の咬合器とその傾向
  4. 咬合器の選び方
  5. 半調節性咬合器の意義と使用法
  6. ターミナルヒンジポイント、イミーディアットサイドシフトの測定とその意義
  7. フェイスボウの仕様と上顎模型の半調節性咬合器へのマウント実習とそのポイント
方法
  • メカニカルプロッター
  • クイックアナライザー
  • スライド
  • マニュアル
  • 各種ビデオ
  • 16mm 映画等を使用しての講義と実習

第3回 現代咬合論の臨床応用上知らねばならない事 その1

  1. 下顎位について最近の考え方と意義
  2. 補綴治療上下位とは
  3. 中心咬合位と中心位
  4. アンテリアール ガイダンス、その臨床的意義と決定法
  5. 咬合高径の意義と決定法
  6. 咬合平面の意義と決定法
  7. 犬歯誘導かグループファンクションか
方法
  • ビデオ
  • スライド
  • マニュアルによる講義と実習

第4回 現代咬合論の臨床応用上知らねばならない事 その2

  1. 中心位咬合記録(Centric bite record)とその採得法
  2. 下顎誘導法(咬合採得時)の実際
  3. 咬頭嵌合位記録(Centric occlusion bite record)とその採得法
  4. 下顎模型の半調節性咬合器へのマウントに際してのポイント
  5. Buhnor Graphによる中心位咬合記録の再現性の確認
  6. 咬合採得困難症例への対応
  7. 咬合採得を失敗した場合の対応
方法
  • Buhnor Graph
  • スライド
  • マニュアルによる講義と治療室での実習

第5回 ファンクショナル ワクシング

  1. 咬合論に基く臼歯部咬合面形態の決定法
  2. 臼歯部咬合面の機能的決定要素
  3. 臼歯部歯牙の対合関係の理解
  4. 臼歯部咬合面咬合接触点の与え方
  5. 臼歯部咬合面形態ワックスアップの実際
  6. ディスクルージョンとその与え方
  7. カスタム アンテリアール ガイダンスの意義と作製法
方法
  • ビデオ
  • スライド
  • マニュアル
  • 顎模型(カスプフォッサ模型、カスプリッジ模型)を使用しての講義と実習

 

―精度の維持の為に何を知らねばならないか

第6回 歯冠形成法 その1

  1. クラウンブリッジ失敗の原因
  2. 予知性の高い治療の基本条件とは
  3. Minor surgeryとしての歯牙形成法
  4. 歯冠形成の生物学的背景―歯髄の保護
  5. 歯冠形成の生物学的背景―歯周組織の保護
  6. 歯冠形成の機械的考案
  7. 歯冠形成と審美性
方法
  • ライブビデオデモ
  • スライド
  • マニュアル
  • 顎模型を使用しての講義と実習

第7回 歯冠形成法 その2

  1. 歯冠形成の基本となるテクニックの訓練
    シャンファー、ショルダー、グレープ、フレアー等
  2. フルクラウンの理論と形成法の実際
  3. パーシャルベニヤクラウンの実際
  4. メタルボンドクラウンの実際
  5. オールセラミッククラウンの実際
  6. その他
方法
  • ライブビデオデモ
  • ビデオ
  • スライド
  • マニュアル
  • 人工歯を使用しての実習と解説

第8回 精密印象法とプロビジョナルレストレーション

  1. 最近の精密印象材とその比較
  2. クラウンブリッジ印象の失敗とその原因
  3. 歯肉圧排法と唾液のコントロール
  4. 精密印象法各ステップの実際とポイント
  5. 正確な作業模型と精密ダイの作製法
  6. マルティプルダイ法の臨床応用上の利点
  7. 作業模型マウントの重要性とポイント
  8. プロビジョナルレストレーションの意義と重要性
  9. 各種プロビジョナルレストレーション材の比較
  10. プロビジョナルレストレーション具備すべき条件
  11. プロビジョナルレストレーションの効率的且つ正確な作製法
方法
  • スライド
  • マニュアル
  • 顎模型による講義と実習

第9回 臼歯部3本ブリッジの作製 ―歯周組織の健康維持―

  1. 歯周組織の健康とクラウンカントアーについて
  2. クラウンカントアーについての考え方の変遷
  3. イマージェンスプロファイルの意義と実際
  4. 生物学的幅径と修復治療
  5. 歯冠の機能的形態と解剖学的形態
  6. ポンティックの必須条件
  7. ポンティックの作製法と審美的配慮
  8. アンダーカントアーは何故必要か、その程度は
  9. Root proximityの有する問題点とこれにどう対応するか
  10. 各種エンブレ―ジャー形態の持つ意味とその与え方
  11. 隣接接触点の意義と具備すべき条件
方法
  • スライド
  • マニュアル
  • 咬合器マウントされた顎模型を使用しての講義と実習

第10回 Qualityの高いクラウンブリッジの実習

  1. クラウンの適合精度は実際臨床上どこまで上げることができ、又上げる必要があるのか
  2. マージン精度が補綴物の予後にいかに影響するのか、長期follow up症例を踏まえて
  3. マイクロテクニックの実際(実体顕微鏡の応用)
  4. マージン精度を上げる為の技工上の工夫
  5. 技工ステップのクォリティーコントロール
  6. クラウンブリッジ用金属の分類と選択法
  7. インデックス採得の要点と鑞着操作の注意点
  8. よく見られる失敗の原因と対応法
  9. 装着用セメント最新の情報
  10. 各種装着用セメントの特徴と使用法
  11. セメント装着時の臨床上のポイント
  12. 参加者各自の医院における技工システムについてのコンサルテーション
方法
  • ライブビデオ
  • ビデオ
  • スライド
  • マニュアル
  • 顎模型を使用しての講義及び実習

第11回 顎関節症への対応

  1. 顎関節症の原因と最新の分類法
  2. 顎関節症の定義並びに診断と治療についての細菌の考え方
  3. 補綴治療と顎関節症の関係
  4. 顎関節症患者のスクリーニング法
  5. 顎関節症―治療を要するものと要しないものとの鑑別方
  6. 歯軋、クレチングの咀嚼系に与える影響
  7. スプリントの意義と分類
  8. スプリントの作製法(参加者自身のスプリント作製)
  9. 一般歯科医院で行える顎関節治療法
  10. 咬合調整の意義と方法
  11. 補綴治療に際して顎関節のトラブルをどうすれば避けられるか
方法
  • ビデオ
  • スライド
  • マニュアル
  • 参加者自身の顎模型を使用しての講義及びデモ、実習

第12回 総合治療の実践

  1. 複数の問題を同時に有する口腔のトリートメントプランニング
  2. 患者との信頼関係をいかに築くか
  3. 補綴治療の成功、失敗とは
  4. 補綴治療を成功に導く為の条件
  5. 難症例に対する対応
    a.顎関節症患者の補綴治療
    b.歯軋、クレンチングを有する患者への補綴治療
    c.前歯誘導要素の無い症例への対応
    d.重度歯周病患者の補綴治療
    e.Class Ⅱ患者への対応法
    f.Class Ⅲ患者への対応法
  6. 歯周補綴の考え方
方法
  • ビデオ
  • スライド
  • マニュアルによる講義
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